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カーネル・サンダースの雑学

雑学
元画像提供:写真AC(photoAC)

KFC創業者、カーネル・サンダースの雑学。
カーネル・サンダースが発明した2つのものとは。日本への想い。レシピの秘密が明かされている?

カーネル・サンダースは、サンダース大佐?

KFC創業者はカーネル・サンダースだが、彼のファーストネームはカーネルではない。
カーネル(Colonel)は大佐という意味の英語。
カーネル・サンダース(Colonel Sanders)は、サンダース大佐という意味になる。
しかし彼は軍隊経験はあるものの特に出世はせず、大佐に昇進したことはない。
ケンタッキー州政府が州に貢献した人物に贈る名誉称号「ケンタッキー・カーネル」から、大佐と呼ばれている。
敬愛をこめたカーネル・サンダースという呼び名はアメリカでも一般的で、英語版Wikipediaの彼のページの見出しは、本名の「ハーランド・デイヴィッド・サンダース」ではなく「カーネル・サンダース」である。
https://en.wikipedia.org/wiki/Colonel_Sanders

日本人にもいるケンタッキー大佐

カーネル・サンダースに贈られたケンタッキー・カーネルという名誉称号は、ケンタッキー州に貢献した多くの人物に贈られている。
他に贈られた人物には、レーガン大統領、ブッシュ(パパ)大統領、クリントン大統領、ゴルファーのタイガー・ウッズ、ボクサーのモハメド・アリらがいる。

またこの称号は、ケンタッキー州の住民や出身者に限定されない。
2024年現在で、ケンタッキー・カーネルの称号を贈られた日本人が7人いる。

名誉称号は 1軒しかなかったときに贈られた

カーネル・サンダースが創業したケンタッキー・フライドチキン(KFC)は、世界的企業に成長した。
ケンタッキーという州の名を世界に喧伝した点では、彼より絶大な貢献をした者はいないだろう。
しかし彼がケンタッキー・カーネルという名誉称号を贈られたのは、この功績によってではない。

1930年、カーネル・サンダースはガソリンスタンドの経営を始め、その一角で倉庫を改造した小さなカフェを始めた。このカフェはサンダース・カフェと名付けられて繁盛し、やがて大きな店になった。

ケンタッキー・カーネルという称号が贈られたのは1935年、このたった1軒のレストランしかなかったとき。ケンタッキー州の料理に貢献したという理由だった。

現在も世界中のKFCに引き継がれているオリジナル・フライドチキンの製法が完成したのは1940年。
ケンタッキー・カーネルの称号が贈られたのは、その5年前。

フランチャイズはカーネル・サンダースが発明

今では世界中で当たり前になっているフランチャイズという事業形態は、カーネル・サンダースが発明した。

1952年カーネル・サンダースは、ユタ州の大型レストランと契約を結んだ。
自身が10年の研究を重ねて完成させたオリジナル・フライドチキンの製法を教える代わりに、チキン一個につき4セントの利用料をもらうというもの。
世界初のフランチャイズ契約である。

カーネル・サンダースは、その先何十年にもわたって愛され続けるオリジナル・フライドチキンと、何十年にもわたって発展していくフランチャイズというビジネス・システムと、2つの偉大な発明を生み出した。

繁盛店が破産。そして億万長者へ。

カーネル・サンダースが経営していたサンダース・カフェは国道沿いにあって大繁盛していたが、1955年頃大問題が発生した。
新しい高速道路ができると国道を通る車が激減し、カフェの客もばたりと途絶えてしまったのだ。
カーネル・サンダースは店を手放すことになり、65歳で無一文となった。

そして彼は全米各地のレストランをワゴン車に乗って回り、オリジナル・フライドチキンの製法を売り込んだが、当初は誰も相手にしなかった。
1010軒目のレストランでやっと契約を結ぶことができた。

KFCのオリジナル・フライドチキンは、ハンバーガーに偏ったアメリカの食文化に一石を投じることになり、1963年にはフランチャイズが600店舗にもなった。

1964年、カーネル・サンダースはKFCを200万ドルで売却した。
売却後も、カーネル・サンダースには終身給与が支給され、KFCの品質管理と公報の重要な役割を担うという契約だった。

カーネル人形と対面したとき本人は

KFCの店と言えば、白いスーツを着たカーネル・サンダースの人形を思い浮かべる人も多いのではないだろうか。

カーネル人形とかカーネルおじさんと呼ばれて親しまれているこの人形は、日本発祥。
海外のKFCにもカーネル人形を設置している店舗はあるが、日本からの輸出品である。

カーネル・サンダースは来日した際、どこの店舗に行っても自分そっくりの人形が立っているのに驚き、たいそう喜んだ。

世界で一番おいしいKFCは?

カーネル・サンダースは、KFCの品質管理と宣伝のため、世界中を訪れた。
日本にも3度来ている。

世界中のKFCを食べて、味や食感を厳しく吟味した彼が、世界で一番おいしいと言ったのは、日本のKFCだった。
その理由は「私の製法を日本人が忠実に守っているから」であった。

嘘をつきました

日本では「クリスマスにはケンタッキー」というのがある程度定着している。
実際、クリスマスになるとKFCに大行列ができているのも珍しいことではない。

しかしこれがKFCの本場アメリカの人たちからは奇妙にうつるらしい。
「クリスマスに食べるのはターキー(七面鳥)だろ?なんでチキン(鶏)なんだ!」となるようだ。

日本KFCの1号店がオープンした1970年のクリスマスのこと。
近隣の幼稚園から、フライドチキンを食べながらパーティーをしたいので、サンタクロースの役をしてくれないかと依頼があった。
そこで店長自らサンタに扮し幼稚園に向かったところ、パーティーは大盛況。
これが評判となり、別の幼稚園や学校からも依頼がくる。

これに気をよくして、店舗前に立っているカーネル人形にサンタの衣装を着せたところ、これがまた評判となり、ついにはNHKから取材が来た。

インタビューの中で、アメリカではクリスマスにフライドチキンを食べる習慣があるのですか?と聞かれた店長は、思わず「はい」と答えてしまった。

この店長が後に日本ケンタッキー・フライド・チキンの社長となる大河原毅である。
後年大河原氏はこのときのことを振り返り「嘘をついたのです。今も後悔しています」と述べた。

当時の日本では七面鳥料理を用意することなどできなかった。
七面鳥が手に入らなければ、チキンを食べればいいじゃないというのは、おかしくない発想だし、かわいい嘘だったと個人的には思うのだが、皆さんはどう思われるだろうか?

再現レシピがYouTubeに?

カーネル・サンダースが開発したフライドチキンのレシピは、秘伝中の秘伝である。
フランチャイズ店はフライドチキンの製法を教わっているはずだが、11種類のハーブとスパイスの調合レシピは教えてもらえない。
この調合レシピを知っているのは、世界にわずか3名のみだ。(KFC公式ホームページより)

しかし何事もチャレンジする人はいるもので、YouTubeで「KFC レシピ」とか「ケンタッキー 再現」で検索すると、KFCのフライドチキンを完全に再現できたと言い張る人たちのレシピ動画が山のように出てくる。

本当に再現出来ているのかは、そのレシピ通り作って試食するしかないが、興味のある方は試してみてはいかがだろうか。
(私はこの記事を書いた後、KFCが作った本物を食べることにします)